九州大学陸上競技部

九州大学陸上競技部です。

コースを決めた人に対して1回は恨みを持つ「島原駅伝」について 田中飛@長4&副将

こんばんは!

九州大学陸上競技部副将の田中飛貴です。

今日は、副将としてというよりも長距離パートの一員として、島原駅伝について紹介します。

 

目次

 

1.島原駅伝とは?

九州学生駅伝(以下、島原駅伝)は、 毎年12月初めに長崎県島原市で行われる、長距離パート最大の目標の一つです。この試合は、長距離パートの応援に全部員が応援に駆けつけてくれるので、七大戦同様、チームの絆というものを大きく感じます。

七大戦は九大の部員数の少なさを痛感する機会なのですが、島原駅伝は全パートが応援に来るのは数少ないので、数の上では他チームを圧倒している感があります。

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九大応援団の方々まで来ていただいています。

 

ちなみに、選手以外は、ホテルでの前日の夜と当日の朝食をお腹いっぱい食べられる権利が与えられます。

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マネさんを始め、選手以外の部員が中間計測の準備を行ってくれています。

 

島原駅伝は、男子7区間57.74km、女子5区間22.79kmで争われます。

この駅伝の男子優勝校には、翌年の出雲駅伝の出場権、6位以内の学校には、翌年の全日本大学駅伝予選会のシード権を獲得します。

 

2.昨年の結果と振り返り

2019年女子結果一覧(目標:九大7位 福女:打倒九大)

http://www.kyu-athi.sakura.ne.jp/download/2019sougou-woman.pdf


2019年男子結果一覧(目標:Aチーム6位 Bチーム個々の記録でAに勝つ)

http://www.kyu-athi.sakura.ne.jp/download/2019sougou-man.pdf



昨年は、九大女子8位、福女10位、そして男子Aが6位、Bが11位相当という結果でした。男子Aは、目標の6位を死守し、今年の全日本大学駅伝予選会のシードを獲得しています。

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男子1区スタート。この緊張感、たまらん。

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九州の山の神、4区古川先輩の区間賞。

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やり切った女子チーム。笑いあり、涙ありの言葉。

 

平坦なコースは少なく、基本的にどの区間もアップダウンがあるので、坂道に強い選手は大歓迎です。

特に男子の4、5、6区、女子の5区は特徴的なコースで、坂しかありません。

 

僕は、大学1年生の9月、島原試走合宿に行った際、男子5区のタイムトライアルを行いました。5区は簡単に言うと、5km下って4km登るコースなのですが、あまりの高低差に、今まで経験したことのないレベルの筋肉痛に襲われました。
その後、3日間は人生で初めて「筋肉痛のため練習を欠席します」メールを送った程です。

ビビらせてばかりでは仕方がないですね(笑)

アップダウンの少ないコースもありますので安心してください。

 

昨年、島原駅伝を走った部員が長距離パートのブログでも深い考察を行っていますので、お時間があれば、こちらの記事も合わせてお読みください。

blog.livedoor.jp

blog.livedoor.jp

blog.livedoor.jp

blog.livedoor.jp

 

blog.livedoor.jp

 

3.長距離パートの島原駅伝への流れ

島原駅伝に向けての練習というのは、一年を通して行っているので、島原駅伝が終わればすでに翌年への島原駅伝への道は始まっています。

 

ただ、新チームとして実際に島原駅伝に向けて行動するのは、9月の島原試走合宿です。2泊3日の日程でとにかくコースを熟知します。全区間の1km毎のポイントが分かるようになるまで、ご飯抜きです。うそです。

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真面目にコース試走中

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試走後、しまばらんとともに

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島原城でっかいじょう!あ、スベッた...

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男たちはいつでも本気!



その他にも11月に1、2回、希望者で試走に行くなど、入念にコースをチェックします。

アップダウンの多い島原駅伝は、試走の有無では結果が大きく変わってきます。

こうして、コースを把握すると同時に、他パートも日常から島原駅伝に向けて、長距離パートをサポートしてくれます。

 

4.終わりに

今年は、多くの大会が中止・延期される中、部員は島原駅伝に希望を見出し頑張っています。チームで一つの目標に向かって突き進むという経験は、学生だからこそ出来る特権です。社会人になれば、より個々の結果に重きを置かれ、チームを意識する機会は減る人の方が多いでしょう。僕は、今年、学生最後のシーズンを迎えましたが、ことごとく試合が無くなり、九大陸上部みんなで戦う場を奪われています。

 

だからこそ、僕にとって最後の島原駅伝には特別な意味を持っています。

より多くの一年生とともに最後の目標に向かって、突っ走りたいと思っています。

僕たち4年生がいる以上、一人残らず陸上の虜にしますので、一緒に走ってください!

皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています。

 

明日は、3年生の敏腕マネージャーである大田さん、よろしくお願いします。

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最後は、全員で笑おう!