九州大学陸上競技部

九州大学陸上競技部です。

自分なりの部への関わり方とは 金丸祐大@中距離2年

 皆さんこんにちは! 中距離2年の金丸祐大です。

 

 皆様いかがお過ごしでしょうか?私はといいますと、先日家で飼っているメダカが孵化したことを確認し、非常に嬉しく思っております。彼らの今後の成長が楽しみです。こんな時だからこそ、生活の中でささやかな幸せを見つけ、それを大切にしながら生きていきたいものです。

 

 今回の執筆にあたり、私は
1・入部を迷っている方


2・ブランクや経験のなさから競技に自信がない方

向けの文章を書こうと思います。

 

 この文章を通して私が主に伝えたいことは以下の2つです。

 

1→入部を迷っている方は、いつでもいらっしゃって下さい!ここ九大陸上競技部の人達はいつでも温かく迎えてくれます。


2→競技のレベルは人それぞれ! 部活への関わり方も人それぞれです!

 

 ということです。以下、長い文章になってしまって申し訳ありません。興味があるところだけでも読んでいただけると光栄です。

 

     皆さんも新歓Twitter等でこうした文言はよく目にしたことでしょう。それでも新しい環境に足を踏み入れること、ましてや新しいことに挑戦しようとすることに不安はつきものだと思います。そこで今回は私の実体験を通して、上の2項目をより具体的に伝えられればと思っております。

 

【途中入部について】

 私は当初、大学で陸上をするかどうかについて迷っていました。入学式の日に陸上部のビラは受け取ってみましたが、見学に行く気持ちにはなかなかなれませんでした。そして大学での講義などが本格的に始まると、いつしか受け取ったビラのことも忘れていきました。

ただ、やはり走ることは好きだったのか、はたまた心のどこかで陸上競技に未練があったのか、私は放課後にキャンパス内を走ったりしていました。

 

 そんな中、偶然高校時代一緒に走っていた友人と再会する機会があり、そこで彼が競技を続けていると聞きました。楽しそうに話をする彼を見て、自分ももう一度陸上競技をしたい!と思い早速見学に行きました。
 私が他の同期に一足遅れて総合グラウンドに現れた時、部は七大戦(私達が年間の練習における目標の一つとしている大会です)の一か月前という時期にありました。昨年は福岡開催であったこともあり、例年以上に忙しい時期だったと想像されます。そんな時期にもかかわらず、陸上部の皆さんは私を温かく迎えてくださいました。
特に私が所属する中距離パートの先輩方は、ドリルの不慣れな動きなどについて時間をかけて詳しく教えて下さりました。

 

 以上の経験を通して私が伝えたいことは、「九大陸上部の人達はいつでも温かく迎えてくれる」ということです。

 

 私が陸上部への入部を迷っていたのは、勉強等との両立ができるかといった不安があったからでした。実際高校の頃までとは勝手が違う学習に戸惑う時もありました。ただ、空き時間に練習もどきをしたり、テレビで陸上の話題を目にする中で様々な考えを巡らせた結果、陸上競技を再開する決心に至りました。

 私のように一人で考える場合もいいですし、5/11のブログを担当してくれた末永さんのように見学に来てみるのもいいでしょう。陸上以外にも大学でしたいことや夢を持っている方も多いと思うので、じっくり時間をかけて考えてもいいかと考えます。

 

 そして陸上をしたい!!と思い立ったらいつでもいらっしゃって下さい。私が入部した時には身近に陸上部員がおらず、競技場に行く際非常に緊張しました。ただ、その日の終わり、いや練習を見ている時にその不安は吹き飛びました。皆さんが私を見学者としてではなく、一部員として活動に加えて下さったので、スムーズに部の雰囲気に慣れることが出来ました。ここはそうした温かさがある組織です。

 

【競技のレベルについて】
 陸上部のホームページ等を見ていただけると分かると思いますが、私は他の人に比べると競技のレベルで後れをとっています。高校時代、陸上部に属していたのですが、文化部も兼部していたので練習量が滅茶苦茶多かった訳ではありませんでした。記録会等の出場経験も断トツで少ないと思います。

 これまで様々な試合を見、サポートしてきた中で、「自分はこうした舞台で走ることはできないだろうな」と思ったことも正直多いです。日々の練習においても、メニューを全てこなせないことや、他の人達から大きく遅れてトボトボ走るなんてこともあります。

 

(ここからは完全に自分の中で思っていることであり、自己満足的な考えも入っているので賛否両論あるかと思いますが・・・)そんな私でも、常に

 

チームの一員として練習に取り組む

 

ということは見失わないように心掛けています。

 

 そのために私は「毎回のメニューのスタートに出来るだけ立つ」ことを心掛けました。ペースが遅くとも、自分が出来る練習を着実にこなしていくという気持ちと、そのレベルを徐々に底上げするための基礎練習、この二つを核として今日まで練習に取り組みました。

 

 「そんなの当たり前だ」とおっしゃる方も多いと思います。ただ、私は当たり前のことを当たり前にすることで、チームが少しでも活気付いたらいいなあと思っています。

 昨年私は大きな怪我等をすることなく、ほぼ全てのメニューに参加しました。中距離は元々人数が少ないため、一人でメニューをしなければいけないこともあり、苦しいときもありました。ただ、そうした時も走り続けることで怪我等で走れない仲間のモチベーションの維持に少し寄与できたのではないかと思っています。また、他の部員と喋ったりする中でも、高校時代に文化部とに兼部していた立場から見える声掛けをすることなど、自分の立場、経験を活かした関りもしてきたつもりです。

 

 チームの皆さんがそんな私をも受け入れてくれることは、日々の練習から深く感じており、感謝すると同時に今後もこの姿勢を貫いていこうと決意しています。

 

 このチームには1年の頃から対校選手としてトラックや駅伝で大活躍する人が多くいます。しかし、皆が初めからそうだったわけではないのではないかと思っています。表舞台で輝くことが仮に無かったとしても、私がこのチームの為に貢献できることは何かと考えて練習する日々は私の人生の中での大きな思い出の一つになるのではないかと考えています。

 

 ただ、競技を続けると決めた以上は勿論いつか表舞台で戦ってみたいと思うこともあります。その際にも上記の心掛けが生きてくるはずだと信じています。

 

 新入生の皆さんも一緒に頑張りましょう!!

 

【ざっくりまとめ】

 私は高校時代、勉強と陸上の二足の草鞋で頑張ることを目標に掲げておりました。高校最後の試合で一応自分の目標だった結果が出せたこと等からこの目標は達成できたと考えていました。しかしここ九大陸上部にはずっと高いレベルで、様々なことを両立させている先輩方や同期が多くいます

 そのように、目標として掲げていることを具現化している人々と一緒に練習し、接することで私は日々大きな刺激を受けることができています。そう考えると、入部前に長く悩んだこと等は無駄ではなかったのかな、大学生活を充実させられているのかなと思ったりしています。

 

 皆さんの大学生活が充実したものになることを祈っております。皆さん自身が思い描く大学生活の中に中にもし陸上競技がありましたら、ぜひ一緒に取り組みましょう!! 待っています。

 

 読んでいただきありがとうございました。

 

 明日は福女の長距離2年の渕本さん、宜しくお願いします。お楽しみに!